この地蔵菩薩は丸彫りの立像で、入間川2丁目の徳林寺境内にある「子育地蔵尊」という小さなお堂に祀られています。
元禄6年(1693)2月の銘を持つこの地蔵は、台座に刻まれた文字から、入間川村の斎日講の人々が徳林寺の辰恵の指導により建てたことがわかります。斎日とは毎月8日・14日・15日・23日・29日・30日の6日間をいいますが、この日は身を慎む精進日で、鉦や太鼓をたたいて念仏(南無阿弥陀仏の名号)を唱えました。
この地蔵は安産と子育てに霊験があるとして、いまでも多くの人がお参りに見えます。それは、たくさんのよだれ掛けや襷とともに、千羽鶴や子どもの遊び道具が奉納されていることからもわかります。
お堂の周囲には穴の空いた石がたくさんありますが、これは耳の不自由な人が「よく聞こえますように」との願いを込めて納めたもので、「穴あき石」の伝説が残されています。
- 寸法:高さ167センチメートル・幅37センチメートル・台座高さ10センチメートル・台座幅60センチメートル
場所
所在地
狭山市入間川2丁目3番11号
徳林寺
関連項目
社寺
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電話:04-2946-8594
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