大乗妙典とは私たち衆生を迷いから悟りの世界に導いてくれる経典で、一般的には法華経、すなわち妙法蓮華経をさすといわれています。石塔には「奉読誦大乗妙典一千部供養」「妙法千部供養」などと刻まれることが多く、市内では18世紀初頭から造立がはじまります。
鵜ノ木の長栄寺墓地にあるのは文字塔で、宝永6年(1709)3月に造立されたものです。
上部に種子で阿弥陀三尊を刻み、その下に「奉読誦大乗妙典一千部諸願成就処」とあるこの石塔は、先祖や父母の菩提を弔う目的で法華経1000部を読誦した記念に建てたことが、両側面に18行にわたって刻まれています。
- 寸法:高さ183センチメートル・幅58センチメートル
場所
所在地
狭山市鵜ノ木16番11号
長栄寺
関連項目
社寺
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