埼玉県屋外広告物条例が改正されました
近年起きている屋外広告物の落下や倒壊による事故の防止を図るため、令和3年(2021年)7月6日付けで埼玉県屋外広告物条例の改正条例及び施行規則が公布され、令和4年(2022年)4月1日から屋外広告物の点検が義務化されました。
以下に改正内容と令和4年(2022年)4月1日以降に必要となる書類や手続きについて示しておりますので、屋外広告物の所有者や屋外広告業者は、ご確認ください。
条例・規則の改正内容
点検の義務化
ア 点検義務の明確化
これまでの管理義務に加え、点検義務が明確化されます。
改正前 | 改正後 |
---|---|
管理義務の規定あり |
<例外>
<点検の頻度・時期>
|
イ 有資格者による点検の義務化
一部の広告物は、特定の資格を有する者(有資格者)による点検を義務化または努力義務化されます。
改正前 | 改正後 | |
---|---|---|
規定 |
有資格者点検義務化対象広告物 | 有資格者点検努力義務化対象広告物 |
地上高4メートル超で、かつ表示・掲出に |
地上高4メートル超で、かつ表示・掲出に |
|
主な有資格者 | ||
|
更新申請時に「屋外広告物等点検報告書」と「点検の箇所の状態を確認できる写真」の提出が必要になります!
令和4年(2022年)4月1日から点検の義務化が施行されることにより、屋外広告物の更新申請の際は
これまでご提出いただいていた「屋外広告物等自主点検結果確認書」から、
申請日前3月以内に点検者が作成する「屋外広告物等点検報告書」(以下からダウンロードできます。)に変更されます。
屋外広告物等点検報告書(R4.4.1施行)(ワード・18KB)
点検の箇所・項目
点検の箇所 | 点検の項目 |
---|---|
基礎部及び上部構造 | 1 上部構造全体の傾斜及びぐらつきの有無 2 基礎のクラック、支柱と根巻きとの隙間及び支柱のぐらつきの有無 3 鉄骨のさび及び塗装の老朽化の有無 |
支持部 | 1 鉄骨接合部(溶接部及びプレート)の腐食、変形及び隙間の有無 2 鉄骨接合部(ボルト、ナット及びビス)の緩み及び欠落の有無 |
取付部 | 1 アンカーボルト及び取付部プレートの腐食及び変形の有無 2 溶接部の劣化及びコーキングの劣化等の有無 3 取付対象部(柱、壁及びスラブ)及び取付部周辺の異常の有無 |
広告板 | 1 表示面板及び切り文字等の腐食、破損及び変形並びにビス等の欠落の有無 2 側板及び表示面板押さえの腐食、破損、ねじれ、変形及び欠損の有無 3 広告板底部の腐食及び水抜き孔の詰まりの有無 |
照明装置 | 1 照明装置の不点灯及び不発光の有無 2 照明装置の取付部の破損、変形、さび及び漏水の有無 3 周辺機器の劣化及び破損の有無 |
その他 | 1 附属部材(装飾、振れ止め棒、鳥よけその他附属品)の腐食及び破損の有無 2 避雷針の腐食及び損傷の有無 |
点検の箇所の状態を確認できる写真
点検箇所・点検項目ごとに異常がないことを確認できる写真を点検報告書へ添付してください。
国土交通省の「屋外広告物の安全点検に関する指針(案)」の16ページから20ページの点検箇所の撮影写真を参考に、撮影してください。
【国土交通省】屋外広告物の安全点検に関する指針(案)(PDF・3,840KB)
点検結果報告書(新旧様式)の取り扱い
点検日 | 申請日 | 点検結果報告書 | |
---|---|---|---|
新 | 旧 |
||
令和4年(2022年)3月31日まで | 令和4年(2022年)3月31日まで | × | ○ |
令和4年(2022年)3月31日まで |
令和4年(2022年)4月1日から | ○ | ○ |
令和4年(2022年)3月31日まで |
令和4年(2022年)4月1日から | 点検無効 | |
令和4年(2022年)4月1日から | 令和4年(2022年)4月1日から | ○ | × |
関連情報
条例改正の詳細につきましては、埼玉県のホームページも併せてご確認ください。
【お知らせ】埼玉県屋外広告物条例及び同施行規則の改正について(外部サイト)
お問合せ先
狭山市都市建設部 建築審査課 建築総務担当
電話:04-2953-1111(内線2177)
このページに関するお問い合わせは
都市建設部 建築審査課
狭山市入間川1丁目23番5号
電話:04-2946-8234
FAX:04-2954-6262
この情報は役に立ちましたか?
お寄せいただいた評価はサイト運営の参考といたします。