日待とは、近隣の同信者がある特定の日に集まり、一夜を眠らないで籠もり明かし、日の出を待って太陽を拝むことをいいます。また「待」は、祭りとする説がありますが、その最初の意味は「おそばに居ること」、つまり、神とともに夜を明かすことにあったといわれています。
この供養塔は、南入曽の金剛院境内にあります。主尊の地蔵菩薩は、尊顔をはじめ主要部分がかなり欠け落ちていますが、尊像の向かって右側に「奉造立日待供養」と刻まれています。元禄6年(1693)11月に建てられたこの石塔には、栗原弥左衛門ほか7人の同信者が施主として彫られています。
- 寸法:高さ81センチメートル・幅34センチメートル・台座高さ21センチメートル・台座幅43センチメートル
場所
所在地
狭山市大字南入曽460番地
金剛院
関連項目
社寺
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