出羽三山とは、山形県の中央部にそびえる月山・羽黒山・湯殿山のことで、江戸時代後期になると各地で供養塔が造立されるようになりました。
三山のうち、農民の崇拝がもっとも厚かったのは湯殿山です。それは、湯殿山神社の御神体である巨岩から噴き出す霊湯が、五穀豊饒に霊験があるとされたためです。
南入曽の金剛院境内にあるこの供養塔は、文政11年(1828)2月に建てられたものです。正面に胎蔵界大日を表す種子「アーンク」が刻まれ、湯殿山を中心に向かって右に羽黒山、左に月山と彫られています。
- 寸法:高さ88.5センチメートル・幅37センチメートル・台座高さ26.5センチメートル・台座幅43センチメートル
場所
所在地
狭山市大字南入曽460番地
金剛院
関連項目
社寺
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