この庚申塔は入曽駅近くの水野にあり、天明2年(1782)に造立されたものです。
主尊の青面金剛は6臂像で、三叉矛・宝輪・弓・矢・宝剣・半裸の女人を手にし、二邪鬼を踏まえ、二童子を従えています。その下には向き合う形で2羽の鶏が、台座には三猿が刻まれています。
この石塔は水野村の名主の発願により、村中の善男善女が施主となって建てたものですが、左側面を見ると「衆病悉除身心安楽」の文字が刻まれています。これは前者の銘文の一部と全く同じですが、この文字が刻まれた理由は、いずれも金剛院の寛慶の指導により建てられたためではないかと思われます。
- 寸法:高さ152センチメートル・幅42センチメートル・台座高さ33センチメートル・台座幅78センチメートル
場所
所在地
狭山市大字水野449番地付近
関連項目
社寺
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