この地蔵菩薩は浮き彫りの立像で、山王小学校前の道を300メートルほど南西に行った交差点にあります。地蔵が造立された貞享2年(1685)は、水野村が新田として開発されてから20年目に当たります。
尊像の上には地蔵菩薩を表す種子「カ」が刻まれ、両側には同村の開発に直接携わったと思われる牛久保忠元ら48人の名前が彫られています。立村から20年という節目にこうした石仏を建てた理由は、地蔵を介して村人の平穏無事を願うと同時に、村の永続を祈るといった気持ちがあったためと考えられます。
写真を見ると、この地蔵は荒縄でしばられていますが、これは願かけのときにしばり、願いが適ったらほどいてやるという、信仰心からきたものです。
また、この地蔵は「化け地蔵」の伝説が残されています。
- 寸法:高さ105センチメートル・幅43センチメートル・台座高さ20センチメートル・台座幅55センチメートル
場所
所在地
狭山市大字水野(下水野児童公園付近)
関連項目
指定文化財
狭山の絵本
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