この庚申塔は南入曽の金剛院境内にあり、青面金剛を主尊とするものです。天明2年(1782)2月に造立されたこの石塔は、「陀羅尼集経」の中の
「青面金剛呪法」という仏教の教義に基づいて造られたもので、1面4臂で二邪鬼を踏み、左右に二童子を従え、台座には四夜叉が配されています。持物は三叉矛・宝輪・宝剣・羂索です。
右側面を見ると5行にわたって銘文が刻まれていますが、そこには「聖朝安穏天長地久」「国土安泰万民豊楽」「衆病悉除身心安楽」「寿命長遠恒受快楽」の文字があるので、金剛院の寛慶の指導により、南入曽村の人々が現当二世安楽を願って建てたものであることがわかります。
- 寸法:高さ122センチメートル・幅47.5センチメートル・台座高さ38センチメートル・台座幅77センチメートル
場所
所在地
狭山市大字南入曽460番地
金剛院
関連項目
社寺
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