麻しん(はしか)にご注意ください

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更新日:2026年1月21日

日本国内で麻しん(はしか)の発生が報告されています。平成27年(2015年)3月27日、世界保健機構西太平洋地域事務局により、日本が麻しんの排除状態にあることが認定されました。排除後は、海外からの輸入症例を契機とした日本国内における感染伝播事例が報告されています。
今後さらなる輸入症例や国内における感染事例が増加する可能性がありますので、海外に渡航する際は、厚生労働省検疫所「FORTH(外部サイト)」や外務省「海外安全ホームページ(外部サイト)」などで、あらかじめ渡航先の感染症発生情報等を確認しましょう。


感染状況等は埼玉県のホームページで確認できます。

麻しん(はしか)とは

麻しん(はしか)は、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症として知られています。
麻しんウイルスの感染経路は、空気感染・飛沫感染・接触感染で、ヒトからヒトへ感染し、その感染力は非常に強いと言われています。免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100パーセント発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。

感染経路

主な感染経路は「空気感染」です。他に、「飛沫感染」と「接触感染」でも感染が広がります。

「空気感染」

「飛沫核感染」ともいいます。麻しん患者が咳やくしゃみをすると、周囲に麻しんウイルスを含んだしぶきが飛び散り、しぶきが乾燥してウイルスがしばらく空気中を漂います。このウイルスを含んだ空気を吸った人たちに感染する恐れがあります。

「飛沫感染」

咳やくしゃみで飛散したウイルスを含む飛沫により感染する恐れがあります。

「接触感染」

ウイルスが付着した手を介して感染する恐れがあります。

症状

潜伏期間は約10日から14日で、主な症状は合併症がなければ、7日から10日で回復します。感染可能期間は症状の出現する1日前(発しんが出る3日から5日前)から発しんが消えた後4日くらいまで(または解熱後3日くらいまで)です。症状がなくなった後でも免疫力の回復には1か月程度かかるため、それまでは他の感染症にかからないよう十分な注意が必要です。

カタル期(2日から4日)

38度程度の発熱やかぜ症状(咳、鼻水、目の充血などの粘膜症状)がはじまり、次第に増強します。乳幼児では下痢、腹痛等の腹部症状を伴うこともあります。発しんの出現する前後1日から2日には、ほほの粘膜にコプリック斑(小さな白色の斑点で、砂粒に似ています)が出現します。このコプリック斑は、発しんが出た後2日以内に急速に消えます。

発疹期(3日から4日)

熱は一度下がりますが、半日程で再び高熱(多くは39度から40度)になり、その後体中に赤い発しんができます。発しんは耳の後ろや首、おでこやひたいから始まり、次に顔全体、体の中心(体幹、胴体)に広がります。その後、体の中心から末梢にまで及びます。

回復期(7日から9日)

熱が下がり、発しんは消えますが、褐色(黒ずんだ茶色っぽい色)の色素沈着がしばらく残ります。

合併症

合併症は30パーセントにみられ、その約半数が肺炎です。他に腸炎、中耳炎、クループ、脳炎などを合併する場合もあります。

感染予防について

麻しん(はしか)は感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。麻しんの予防接種が最も有効な予防法です。定期接種の対象者だけでなく、海外渡航を計画している成人も、麻しんの罹患歴がなく、2回の予防接種歴が明らかでない場合は予防接種を検討してください。
麻しん風しんワクチンを接種することによって、95パーセント程度の人が麻しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。

麻しんの抗体保有状況

麻しんの抗体保有状況調査は1978年度に開始後、都道府県の各地方衛生研究所と国立感染症研究所との連携のもとに、全国規模で実施されています。
2022年に22都道府県で実施された抗体保有状況では、麻しん抗体陽性と判断された抗体保有率は全体で96.2パーセント(4,988/5,185名)となっています。年齢群別にみると以下のとおりとなっています。

麻しん抗体保有率
年齢

麻しん抗体保有率

0から5か月55.6パーセント
6から11か月8.6パーセント
1歳77.2パーセント
5歳91.2パーセント
17歳93.9パーセント
69歳

90パーセント

麻疹の抗体保有状況(NIID 国立感染症研究所)(外部サイト)

医療機関を受診するときのポイント

発しんや発熱など、麻しんのような症状がある場合は、かかりつけ医や医療機関へご相談ください。

【受診する前】必ず事前に連絡をしましょう

  • 麻しんの疑いがあること、症状を伝えましょう。麻しん患者と接触した可能性がある場合は、その旨も伝えてください。
  • 母子健康手帳など予防接種履歴がわかるものがあれば、準備しましょう。(患者本人だけではなく、同居している方もわかるといいです)
  • 医療機関へ受診の必要性、受診が必要性であれば受診方法について確認しましょう。
  • 医療機関への移動方法を確認しましょう。周囲の方に感染させないよう公共交通機関等の利用を避けてください。

【受診するとき】

  • マスクを着用しましょう。
  • 母子健康手帳など予防接種履歴がわかるものを持参しましょう。
  • 受診する医療機関の指示に従ってください。

麻しん風しんワクチンを接種して予防しましょう

麻しんは手洗いやマスクでは予防できません。
麻しん風しん混合(MR)ワクチンまたは、麻しん単体ワクチンを接種すると、95%以上の方が麻しんへの免疫を得られると言われています。
また、免疫の付き損ねや徐々に落ちてくることを防ぐために、忘れずに2回接種を受けましょう。

定期接種対象の方

対象者

  • 第1期:生後12か月から24か月(1歳から2歳)
  • 第2期:小学校入学前年度のお子さん(2025年度は2019年4月2日から2020年4月1日生まれのお子さん)

麻しん風しん混合ワクチン

それ以外の方

任意(自己負担)で麻しん風しん混合(MR)ワクチンまたは、麻しん単体ワクチンを接種できます。接種を希望される方は、医療機関にご相談ください。
予防接種 市内指定医療機関一覧(大人)

よくある質問

Q1.麻しんにかかったかもしれませんが、どうしたらよいのですか?

A. 発疹、発熱などの症状がある場合は、麻しんの疑いがあることをかかりつけ医または、医療機関に電話等で伝え、受診の必要性や注意点を確認してから、その指示に従ってください。また、医療機関へ移動される際は、周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用を可能な限り避けてください。

Q2. 過去に麻しんにかかったことがあるのですが予防接種をうけるべきでしょうか?

A. 今まで麻しんにかかったことが確実である(検査で麻しんの感染が確認された場合)は、免疫を持っていると考えられることから、予防接種を受ける必要はありません。しかし、麻しんかどうか明らかでない場合はかかりつけ医師にご相談ください。たとえ過去にかかったことがある人がワクチン接種をしても、副反応は増強しません。

Q3. ワクチン接種を受けた方がいいのはどのような人ですか?

A. 定期接種の対象の方々(1歳児、小学校入学前1年間の幼児)は、積極的勧奨の対象ですが、定期接種の時期にない方で、「麻しんにかかったことがなく、ワクチンを1回も受けたことがない方」はかかりつけの医師にご相談ください。平成12年4月2日以降に生まれた方は、定期接種としての2回の麻しん風しんワクチンを受ける機会がありますが、それ以前に生まれた方は、定期接種として1回のワクチン接種の機会があった、もしくは定期接種の機会がなかった方となります。そのため、麻しんにかかったことがなく、2回の予防接種を受ける機会がなかった方で、麻しんにかかるリスクが高い方や麻しんの流行国に渡航するような場合には、2回目の予防接種についてかかりつけの医師にご相談ください。

このページに関するお問い合わせは
健康推進部 健康づくり支援課

狭山市狭山台3丁目24番地

電話:04-2956-8050

FAX:04-2959-3074

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