くらの井戸の観音さま

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更新日:2011年3月1日

くらの井戸の観音さま

 昔のお話です。入間川の田中に「くらの井戸」と呼ばれ、どんなに日でりがつづいても涸かれることのない清水(湧水)がありました。きれいな水でしたので土地の人たちは「くらの池」とか「くらの清水」ともいいまして、米とぎをしたり、飲み水としても使った大切な場所とされていました。
 ある日のこと、修行僧が通りかかり渇いたのどをうるおそうと井戸に近づいたところ突然、水の中よりありがたい光が輝きました。修行僧はおどろき手をさし入れましたところ、小さな観音像があらわれました。「これは、何かのお告げに違いない」と、修行僧は土地の人たちと相談しまして、近くの瑞光寺(ずいこうじ)に納めることにしました。観音さまが出た井戸は、ますます人々から親しまれました。
 観音像は、今も瑞光寺の観音さまのご胎内仏(たいないぶつ)として伝承されており、くらの井戸は「清水下公園」と呼ばれ、人々が集う憩いの場になっています。
(広報さやま平成15年3月10日号より)

地図

伝承地
狭山市大字上奥富354番地
(上)瑞光寺
狭山市狭山14番地付近
(下)清水下公園

関連項目

社寺

このページに関するお問い合わせは
生涯学習部 社会教育課

狭山市入間川1丁目23番5号

電話:04-2946-8594

FAX:04-2954-8671

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