国道16号線、富士見橋のたもとにあります清水八幡宮の大祭は、毎年5月第3土曜日のころ行われます。小さなお宮と境内ですが、大きな銀杏が目印となります。
祭神は、清水冠者義高で、旭将軍といわれた木曽義仲の嫡子です。
義高は比企郡岩殿山大蔵が生まれ故郷といわれ、7ヶ所の清水を汲んで産湯をつかったことから清水冠者、または志水冠者義高と名のったと伝えられています。
義高は源頼朝の命により、入間河原で追手に討ち果たされます。弱冠14歳でした(このとき、奥州道にあります影かくし地蔵の伝説がうまれました)。それを哀れんだ北条政子が祠をたて、供養したのが清水八幡宮のはじまりといわれ、朱塗りの美しい神社で梨原御殿ともいわれました。
何の罪もない義高が討たれたことを哀れみ、今でも無実の罪などで苦しんでいる人がお参りにくるそうです。また、長野県の木曽から義高を偲び毎年お参りにくる人もいるそうです。
灯籠絵もたち並び、初夏の風にさそわれ入間川沿いは賑わいます。そして、お祭につきものの下諏訪囃子が心を豊かにしてくれます。
(広報さやま平成11年5月10日号より)
地図
伝承地
狭山市入間川3丁目35番付近
清水八幡宮
関連項目
社寺
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