毎年、9月14・15日の両日は、入間川の八幡神社において「鹿子舞」の奉納が行われます。「鹿子舞」は、昔は「獅子舞」と書かれておりましたが、明治維新の神仏分離令により、獅子は仏教に属するとのことで禁止されたそうです。
土地の者は、これを防ごうと「この土地では、獅子ではなく、神のお使いである鹿子と申します」といって難をのがれました。そして、その後は「鹿子舞」と書いて『ししまい』と呼ぶようになったそうです。
鹿子舞も必見ですが、天満天神社、子ノ神社、諏訪神社などから鵜ノ木の長栄寺までの、鹿子舞一行の道中は壮観です。
金棒を先頭に、神官、氏子、山伏、花笠、歌役、笛役、天狗、世話人、そして3頭の鹿子とつづき、老若男女の見物人もそのあとにつづきます。五穀豊穣と悪疫退散を祈願し、人々の安全を祈る行事で、市内ではいち早くはじまる秋のまつりです。※現在は9月中旬頃の土曜日・日曜日に行われています。
(広報さやま平成15年9月10日号より)
地図
伝承地
狭山市入間川3丁目6番14号
八幡神社
関連項目
社寺
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