奥富地区の上奥富、梶屋というところの道端に「金山さま」という小さなお社があります。
昔のお話です。ふち端の方に老夫婦とかわいい孫娘が住んでおりました。孫娘はかわいがられすぎたせいか、毎日甘いものばかり食べておったそうです。とうとう虫歯ができまして『ばあちゃん歯が痛いよー』と泣いておったそうです。
おばあさんは『しかたがねえ、ひとつ評判の金山さまに行くべえか』と言い、おじいさんは『じゃあ、金山さまの周りにあるハチス【蓮】の花をとって、それに針を通してお願いするとよかんべえ』と言いました。
さっそくおばあさんは孫娘を連れて金山さまへ出かけて行き、ハチスの花に針を通して、三・七の21日間、熱心に願掛けをしました。
すると不思議にも、あんなに痛がっていた孫娘の歯痛がケロリと治ってしまいました。無事に治 った場合はハチスの花に通した針を取り除くのだそうです。お礼には、金具で作った鳥居が置かれていたと言います。
金山さまは、『トンテンカン』と金属をたたき、色々な器具を作る鍛冶屋の職人さんたちの守り神だと言われております。
(広報さやま平成17年11月10日号より)
場所
所在地
狭山市大字上奥富430番地付近
金山神社
関連項目
社寺
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