塩釜さま

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更新日:2011年3月1日

塩釜さま

 奥富の吹上(ふきあげ)という所に小さな観音堂があります。そしてこの観音堂の脇には、塩釜さまとよばれる神さまがあります。
 この塩釜さまは、むかしからお産(赤ちゃんを生むこと)の神さまとして有名です。また、塩釜さまは本来、塩釜神社といい、総本山は宮城県の塩釜市にあり、むかしから安産の神さまとして、広く信仰を集めています。
 奥富では、お嫁さんに行く人や、ほかの所からお嫁さんに来た人は、かならず塩釜さまにお参りをしました。
 『どうぞ、よい子宝(こだから)に恵まれますように』
また、
 『無事に赤ちゃんが生まれますように』
とお願いして、塩釜さまの大札や中札、安産のお守り、腹帯、麻、小口、そして、おさご(お米)などをいただいてきたといわれています。
 念願がかなって、元気な赤ちゃんが生まれると、きれいに着飾った親子が塩釜さまにお礼にやってきます。
 『塩釜さま、おかげさまで無事に元気な赤ちゃん生まれました。どうもありがとうございました。』
とお礼をいい、家ではお赤飯を炊いてお祝いしたそうです。
 また、塩釜さまは近郷近在(近くの村や町のこと)の人たちからもたいそう信仰され、遠くは八王子のあたりからもお参りにやって来たといわれています。
 吹上の塩釜さまには、安産のほかにもいろいろなご利益があり、額や赤いハタ、そしてきれいな絵馬などが納められていました。
 また、毎年3月10日ごろには【塩釜講(しおがまこう)】という女の人たちだけの集まりもあったそうです。

(狭山の絵本より)

場所

所在地
狭山市大字下奥富757番地
塩釜神社

関連項目

社寺

このページに関するお問い合わせは
生涯学習部 社会教育課

狭山市入間川1丁目23番5号

電話:04-2946-8594

FAX:04-2954-8671

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