高次脳機能障害

高次脳機能障害とは、事故（交通事故、転落、転倒等）や病気（脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、脳炎低酸素脳症等）などで脳に損傷を受けた後に、記憶力や注意力の低下等の症状が現れ、日常生活や社会生活に支障がでる障害です。
症状が外見からわかりにくく、また本人に自覚がないことも多いため「見えない障害」と言われることもあります。そのため障害者の周囲のかたにもこの障害に対する理解が必要です。

・記憶障害・・・過去の出来事が思い出せない、何度も同じ話をする、人の名前が覚えられない等
・注意障害・・・集中力が続かない、簡単なミスが多い、仕事に集中できない等
・遂行機能障害・・・見通しが立てられない、臨機応変に対応出来ない等
・社会的行動障害・・・感情のコントロールが出来ない、無気力、やる気がない等
高次脳機能障害の症状は、個人によって異なり、それぞれ対応が異なります。受傷後の変化や対応については、主治医または高次脳機能障害に対応出来る医師に相談しましょう。

精神科医やリハビリテーション医や神経内科医、脳神経外科医等の診断書（指定の様式）が必要です。
※診断書は初診日から6か月以上を経てから作成してもらい、作成日から3か月以内に申請する必要があります。
その他に、身体障害者手帳や療育手帳の申請対象となる場合があります。

通院による精神医療を必要とする場合、対象です。
・精神科医やリハビリテーション医や神経内科医、脳神経外科医等の診断書（指定の様式）
・保険証等

訪問系サービスや日中活動系サービスがあり、精神保健福祉手帳または高次脳機能障害診断書の提出により申請が可能です。
（サービスの利用については、障がい者福祉課にご相談ください。）

○埼玉県高次脳機能障害者支援センター
住所：上尾市西貝塚148-1
電話番号：048-781-2236
月曜日～金曜日、9時～17時（年末年始・祝日を除く）
○医療法人光仁会　春日部厚生病院
住所：春日部市緑町6-11-48
電話番号：080-8181-4148
月曜日～金曜日、9時～12時（年末年始・祝日を除く）
○医療法人真正会　霞か関南病院
住所：川越市安比奈新田283-1
電話番号：049-232-1313
月曜日～金曜日、9時～17時（年末年始・祝日を除く）