令和5年度狭山市二十歳の集い(2024年1月挙行)柏原中学校代表による「二十歳の主張」

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更新日:2024年1月31日

令和5年度狭山市二十歳の集いにおける、柏原中学校代表による「二十歳の主張」を掲載しています。

柏原中学校代表「二十歳の主張」

私の夢は教師になることです。きっかけは小学三年生のとき、当時の担任の先生に憧れたことでした。この夢は10年経った今も変わることなく、現在私は大学に進学し、そこで小学校の教員になることを目指して日々学んでいます。
小学生の頃から「人に何かを教える」ことが好きだった私は、好きなことを仕事に出来れば良いというほんのちょっとの好奇心から「人にものを教える」職業である教師という夢を追い求めるようになりました。そんな自分の「なりたい教師像」が大きく変わり始めたのは、大学に入り「多様性」という言葉を学んでからでした。
皆さんは、ブレイディみかこさんの「僕はイエローでホワイトでちょっとブルー」という本をご存じでしょうか。この本の中には、ブレイディみかこさんの実体験に基づいて、人種のこと、性別のこと、貧困のこと、発達障害のことなど様々な例が挙げられており、私はこの本を通して様々な多様性の実態と、そうした多様なパーソナリティを理解できない人が多く、住みづらい社会があるという現状を知りました。
実際に、私が学校現場に見学に行く際にも、様々な個性をもつ子どもたちを数多く見かけます。大学でこんなことを言っていた教授がいました。「障害は、その子の1つの要素である。」それを聞いて私は、その要素とは、障害だけに限らず、今を生きる人達全員にも繋がるのではないかと感じました。
今、私が皆さんに向けて言いたいこと、それは「どんな人にも色々な要素がある」ということです。その要素が凄く目立ちすぎて、時に異質に見えてしまったとしても、上手く調節していこうとするなかでふと慌てた時につまずいてしまっても良いと思います。それぞれの人達にある個性、それがどのようなものであっても、それをできるだけ認めてあげること、それがこれからの社会には大事な事だと思います。
ただ、一人一人の多様性をその場にいる全員が完璧に理解することは難しいと思います。だからこそ、どんな個性を持つ子であっても、それを上手く活かせるようにサポートし、その子の素敵なところを、その子自身が堂々と自信を持ってアピール出来るように、陰ながら支える、言うなれば「縁の下の力持ち」のような存在になること。それが、私の目指す教師像です。
まだまだ知らないことが沢山あります。だからこそ、常に学び続け、新しい知識や考えを自分の中で上書きしていきながら、これからも自分の夢を叶えるために努力していきたいと思います。

このページに関するお問い合わせは
生涯学習部 社会教育課

狭山市入間川1丁目23番5号

電話:04-2946-8594

FAX:04-2954-8671

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