令和5年度狭山市二十歳の集いにおける、狭山台中学校代表による「二十歳の主張」を掲載しています。
狭山台中学校代表「二十歳の主張」
私は高校3年間を甲子園という舞台に立つために岩手県で過ごしました。その中で文化の違いや人のやさしさ、運命という現実の中で、前に進み続けることで見える世界を知りました。初めて岩手で生活を始めたときは、寒いし何もないなというのが正直なところでした。しかし生活していく中で人の穏やかさ、特に東北というつながりの強さに驚きました。また震災についても触れることが多く、今までの自分が何もわかっていなかったことを知り悲しくなることも多くありました。もしあのまま違う世界を見ることを恐れていたらこれらのことを経験することはできなかったと思います。だからこそ今後は、過去や経験という錯覚にとらわれず多くのことに挑戦し続け、チャンスや出会いをたいせつにできる人でありたいです。
運命という現実で言えば、高校2年の時にはコロナにより甲子園が中止となり目標の舞台を失いました。その他にも「どうして私たちの時に限って」と言いたくなるようなことがたくさん起きました。ですが今思えば、今までのあたりまえが当たり前ではなくなったことを青春の最中に痛感した私たちだからこそ表現しなければならないこと、伝えなければならないことがあると思います。コロナの経験が良かったと言える時は来ないかもしれないですが、私たちの人生のピースになっていることは事実なので、いつか何かを成し遂げれる、世代でありたいです。
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狭山市入間川1丁目23番5号
電話:04-2946-8594
FAX:04-2954-8671
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