令和7年狭山市二十歳の集いにおける、中央中学校代表による「二十歳の主張」を掲載しています。
中央中学校代表「二十歳の主張」
私はこの場で、人生における「選択」についてお話ししたいと思います。これから私たちを待ち受ける長い人生の中には、人生の節目とも言える大きな決断をする場面や、日々の些細なことでも選択を迫られる場面に数多く出会うでしょう。かのシェイクスピアも「人生は選択の連続である」という言葉を残していますが、一つ一つの選択に対して悩み、後悔を感じる瞬間があるかもしれません。
私自身、約2年前に大学受験に失敗し、浪人という人生において大きな決断をしました。浪人生活は、私にとって大きなターニングポイントだったと感じています。浪人を決めてからの一年間、その期間の過ごし方が未来にどう影響するかを考えながら努力を重ねました。時間をはじめ多くのものを失いましたが、最終的に志望大学への合格を掴むことができました。しかし、たとえ結果が望むものではなかったとしても、浪人生活を通じて得た学びや成長、経験も多かったため、浪人を選んだことに後悔はありません。
私はこのような人生の選択には正解や不正解はないと考えます。未来を決定づけるのは選択そのものではなく、その選択をした後にどう行動するか、どう時間を使うかにかかっているからです。たとえ選ばなかった道に魅力を感じることがあっても、自分の選択を信じ、納得することが大切です。その結果を受けとめて糧にし、前へ進むことで人生がより充実したものとなるでしょう。だからこそ失敗を恐れるのではなく、今この瞬間を大切にし、自分の選択に責任を持ちながら積極的に行動する勇気が必要だと思います。
ここでの話はあくまで私の考えに過ぎませんが、皆さんのこれからの人生のわずかな手がかりにでもなれば幸いです。今年20歳を迎えた、あるいはこれから20歳を迎える皆さんの今後の人生が、明るく華やかなものになることを心から願っています。
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生涯学習部 社会教育課
狭山市入間川1丁目23番5号
電話:04-2946-8594
FAX:04-2954-8671
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