令和5年度狭山市二十歳の集いにおける、西中学校代表による「二十歳の主張」を掲載しています。
西中学校代表「二十歳の主張」
私は今、一人暮らしをしながら大学に通っています。一人暮らしを始めて最初に感じたことは家に帰っても「おかえり」の声がないことが、想像以上に寂しいということです。しかしその分、自分と向き合う時間が増え、自分がどんな大人になりたいかについて考える機会ができました。
今の私が目指すのは、“自分軸で生きる人”です。自分軸で生きる人は変化や誰かの言葉に簡単に揺るがず、自分の価値観ややりたいことを大切にできます。どんな時でも流されず自分を大切にできれば無理せずに他人を尊重できて、生きやすい人間関係を築けると思います。しかし、今の私は少しの変化に動揺したり、誰かの言葉に簡単に傷ついたり、小さなことを引きずってしまいます。また、自分の気持ちを言葉にするのが苦手な私にとって自分の考えや自分の価値観を把握することは難しく、まだまだ自分軸で生きる人には程遠いです。しかし、自分と向き合う時間を通して少しずつ自分が大切にしていることや自分が嫌なこと、自分に足りないものが見えてきました。
今日、二十歳という大きな節目を迎えますが、この日を境に急に大人になることは正直難しいです。しかし、私には私が辛くなった時にいつでも安心して帰れる場所を作っていてくれる両親、いつでも私の話を楽しそうに聞いてくれて強い味方でいてくれる祖父母、どうしようもなく悲しい時でもいつも大笑いさせてくれる友人がいます。こんなに素敵な周りの環境を当たり前と思わず、今日からまた新しい気持ちでゆっくりとでも前に進んでいこうと思います。
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生涯学習部 社会教育課
狭山市入間川1丁目23番5号
電話:04-2946-8594
FAX:04-2954-8671
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