笹井の入間川で大きく曲がりくねったところに昼でも暗い淵がありました。
あるとき男がやってきて、こっそりと釣り糸をたらしたときでした。ザワザワとうす気味のわるい音がしたかとおもうと、無数の白い糸がとび出してきて男のまわりを囲んだそうです。
ほうほうのていで逃げだした男は二度と淵には近よらなかったそうです。これは、魚をとりにくるものを威かくする大きな蜘蛛のしわざだったそうです。この淵のことを蜘蛛の淵と呼ぶようになったそうです。
題字・絵・文/池原昭治氏
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