むかしのお話です。
奥富の淵端あたりには、悪さをする、ムジナがおったそうな。
あるとき、ニワトリをおそっていたのを見つけた村の人が石つぶてを投げつけたそうな。
みごとムジナのお尻に命中しましたが逃げられてしまったそうです。
あたりをさがしていますと、となりにすむおさんどんが「こんばんわ」といって通りすぎようとしました。
が、よく見るとお尻に傷があるらしく痛そうにはっておりました。
こいつはおかしいと捕えてみますと、なんとムジナだったのでした。
「はっていたのでムジナだとすぐわかるべぇ」と、村の人たちは大笑いしたそうです。
題字・絵・文/池原昭治氏
このページに関するお問い合わせは
企画財政部 広報課
狭山市入間川1丁目23番5号
電話:04-2935-3765
FAX:04-2954-6262
この情報は役に立ちましたか?
お寄せいただいた評価はサイト運営の参考といたします。