2016ちふれASエルフェン埼玉試合情報（第16節）

2016プレナスなでしこリーグ（2部）ちふれASエルフェン埼玉の試合情報をお知らせします。

スコア／1-1
リーグも残り3節。ここで迎える大一番、宿命の対決、首位をいくノジマステラとの一戦。アゥエーということもあり、スタンドには大勢のサポーターがつめかけている。それでも、エルフェンサポーターもスタンドに。思いは一つ。優勝のためには負けるわけにはいかない。まさに頂上決戦。ホームでは引き分けている。いざ、死闘の90分、キックオフ。

このゲームも、先取点が大事であるが、両チームともここまで失点は一桁。堅守ということもあり、攻防がみものである。ファーストシュートはエルフェン。大事な一戦、スタメン起用の吉谷選手。ゴールならずとも気持ちがあらわれている。攻守の切り替えも重要、いつにもまして、中野選手、高野選手の両ボランチの役割が重要となる。迎えた17分、ノジマにフリーキックを与えてしまうと、キッカーはこの試合でリーグ100試合出場となる田中選手。中央にボールが送られると、あがっていた高木選手が頭であわせ、ゴール。ヘディングシュートが決まり、早々にノジマが先制。スタンドも一気に盛り上がる。

与えたくない先取点、でも流れから崩されたわけではない。もう一度集中しなおし、まずは追いつくこと。ディフェンスも厳しくいくが、不用意なファールは避けたいところ。まだまだ時間がある。キャプテンの伊藤選手がチームを落ち着かせる。大丈夫、気持ちはきれてない。それがプレーに表れる。29分、右サイド薊選手があがると、そこから中央の鈴木選手、最後は高野選手に送られ、ダイレクトでシュート。これが見事にネットを揺らしエルフェンが同点に。見事な連携、ファインゴール！堅守のノジマを崩した素晴らしい連動。試合は振り出しに。ここからはがっぷりよつ。一進一退の攻防も、試合は動かず、1対1のまま前半終了。

運命の後半、45分後、歓喜に沸くのはどちらのチームか。前半は首位攻防らしく真っ向から激突。集中を切らした方が負け、走り負けた方が負け。最後の最後まで目が離せない。両チームとも選手交代はなし。ベンチワークも鍵となる。エルフェンアタッカー陣は、鈴木選手、吉谷選手、薊選手とスピードのある選手が裏を狙う。タクトを振るうのは伊藤選手。なんとしてもノジマゴールをこじ開けてもらいたい。もちろん勝利のためには失点もゆるされない。守護神船田選手、松久保選手と高橋優子選手の両センターバックを中心に、粘り強く守りたい。意地と意地のぶつかり合い、膠着した状況が続く。

先に動いたのはエルフェン。先制ゴールの高野選手に代わり高橋彩織選手をピッチに。高い決定率を誇る高橋彩織選手のゴールに期待。するとノジマも最初の交代。エルフェンが攻撃的な選手を投入したに対し、ディフェンダー同士の交代。これも戦略、戦うのはピッチの22人だけでなく、ベンチも、もちろんスタンドも一丸となって勝利を目指す。エルフェン2枚目は相沢選手を投入。前への推進力。なんとしてもこじ開けてほしい。交代ではいった二人も積極的にシュートをはなつ。残り時間はあとわずか。

残り10分でノジマも2枚目、残り5分では両チームとも3枚目の交代枠を使い切る。エルフェンは杉原選手をピッチに。残り時間少なくとも、自分の持ち味であるプレーで輝いてほしい。スタンドも最後の最後までピッチに声を送り続ける。その声援を受け、両チームとも最後まで走り続ける。引き分けではなく、勝利のために。
そして、秋空に響き渡る試合終了のホイッスル。ホームに引き続き、宿命の対決は1対1の引き分け。エルフェンも、本当に気持ちのこもったプレー、勝点3だけを追い求めた90分。結果は残念だが、戦った90分。

GK.1.船田／DF.6.堰／DF.5.松久保／DF.29.高橋（優）／DF.17.奈良／MF.9.中野／MF.17.高野／MF.7.薊／MF.10.伊藤（Cap.）／MF.13.吉谷／FW.18.鈴木
※ポジション：GK（ゴールキーパー）、DF（ディフェンダー）、MF（ミッドフィールダー）、FW（フォワード）
※Cap.（ゲームキャプテン）

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