3月25日リーグ戦第2節　vsスフィーダ世田谷FC

2018プレナスなでしこリーグ2部ちふれASエルフェン埼玉の試合情報をお知らせします。

スコア／1-2
開幕戦の悪夢のような敗戦から中3日、アウェーでの第2節はスフィーダ世田谷FCとの一戦。結果は結果として受け止め、いかに気持ちを切り替えられているか。このままズルズルといくわけにはいかない。まずは早々に今シーズンチーム初ゴールが見たいところ。開幕戦から二人入れ替えてのぞむ。中盤に西澤選手と高橋彩織選手を起用。スリートップの左には高野選手を配置。まずはしっかりと試合に入りたい。開幕戦とは打って変わっての好天、気温も上昇、キックオフ。

開始から前に出るのはホームのスフィーダ。千人を超える観衆の前で積極的にボールを運ぶ。サイドバックも上がり仕掛けていき早々にフリーキックを。しかしここは冷静に弾く。得点に結びつかなくても、スタンド含めホーム感が増していく。そのことがエルフェンに見えないプレッシャーをかけてくる。戦うのはピッチ上の11人だけではないことが良くわかる。エルフェンも耐えてチャンスを伺う。スフィーダを裏を狙う攻撃も冷静に対応。シュートも体を寄せ簡単に打たせない。ときに4バック、選手もポジションチェンジを繰り返す。エルフェンの変則な可変システムにスフィーダも捕まえきれずにいる。徐々に押し込むも決定機までもっていけない。一進一退のまま時間が過ぎていく。前半終了間際も良い形はスフィーダ。なんとかエルフェンも粘ってスコアレスのまま後半へ。

後半両チームとも選手交代はなし。早めに先取点をあげたいところ。後半もスフィーダのリズム。ディフェンダーも積極的に上がりゴールに襲い掛かる。エルフェンもパスを回して崩しにかかるもどこか脅威が与えられていない。ゴールに向かう姿勢をもっともっと見たい。膠着状態、最初に動いたのはスフィーダ。ディフェンシブな戸田選手を入れゲームを整える。68分、エルフェンもルーキー田嶋選手をピッチに。フレッシュな所でしっかり走りたい。そして迎えた72分、ついに均衡が破れる。先制ゴールはエルフェンのストライカー荒川選手。左サイド伊藤選手から良いタイミングでオーバーラップした松岡選手へ。そこから持ち込み中央へクロス。荒川選手が細かいタッチから見事右足で相手ゴールをこじ開ける。欲しかったゴール、エルフェン今シーズン初ゴールはやはりこの人、荒川恵理子！！

まだ時間は20分程度あるので、守りにいくのでなく追加点が欲しい。プレスにいくも捕まえきれない。相手左サイド根本選手が中央へクロス。そこにダイレクトに蹴りこむのは梅津選手。豪快なミドルシュートはキーパー浅野選手の頭上を越えネットを揺らす。同点ゴール。シュートは見事であったが、その前、打たせてはいけない。もっと早く反応し、もっと早く体を寄せシュートコースをなくしたかった。75分試合は振り出しに。スフィーダが息を吹き返す。同点の勢いそのままに攻勢に出る。疲労が蓄積されている時間、頭と体にちょっとしたズレが生じる。捕まえきれない。自陣ペナルティエリア内まで押し込まれる。ホイッスル。なんと相手にPKを与えてしまう。一気に盛り上がる駒沢。ボールをセットするのは田中真理子選手。手を広げる浅野選手。緊張の一瞬。助走に入る、ボールはゴールに吸い込まれる。冷静に決めスフィーダがあっという間に勝ち越し。声が出ていない、気持ちで負けている。残り10分ある。83分、中野選手をピッチに。昨シーズンのキャプテンがプレーで低迷するチームを鼓舞してもらいたい。続けざま布山選手を投入。限られた時間でもサイドからチャンスメイクしてもらいたい。ボールを運ぶもフィニッシュまでいけず逆にカウンターをくらう。相手にフリーキックを与えてしまう。ここは跳ね返す。ワンチャンス必ず来る。アディショナルタイムは2分。薊選手も高めのポジションでゴールを狙う。パワープレーも相手に阻まれる。田嶋選手も最後まで諦めずに走るも、得点を奪えぬまま試合終了。先制するも逆転負け。開幕二連敗。誰がこのような結果を想像したのか。引き分けは許されない、勝って当たり前といったようなプレッシャーからか、まったくもってエルフェンらしさ、良さが見えない、消えてしまっている。

GK.21.浅野／DF.4.橋沼／DF.13.吉谷／DF.3.松岡／MF.18.伊藤（Cap.）／MF.14.西澤／MF.11.高橋（彩）／MF.8.鈴木／FW.7.薊／FW.26.荒川／FW.10.高野
ポジション：GK（ゴールキーパー）、DF（ディフェンダー）、MF（ミッドフィールダー）、FW（フォワード）
※Cap.（ゲームキャプテン）
◇選手交代
68分田嶋in（鈴木out）
83分中野in（高橋彩織out）
85分布山in（松岡out）

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