2017なでしこリーグ1部ちふれASエルフェン埼玉試合情報（第13節）

2017プレナスなでしこリーグ1部ちふれASエルフェン埼玉の試合情報をお知らせします。

スコア／1-1
第13節のホームゲーム、エルフェンにとっては久々の川越での一戦。改修工事後初のゲームはジェフユナイテッド市原・千葉レディースとの一戦。アゥエーでは勝利しているものの、カップ戦のタイトルを獲ったジェフは勢いに乗っている。そして、ジェフのゴールマウスには船田選手が立ちはだかる。昨シーズンまでは頼もしい味方、今シーズンは打ち破らなければならない敵。絶対に負けられない一戦、キックオフ。

久々の川越は、バッグスタンドにも多くの人が入り、エルフェンを後押しする。立ち上がりから勢いよくいきたいところであるが、ジェフも落ち着いた入りをみせる。大事なのは先取点。船田選手のコーチングが響く。どのように切り崩すか。前線からプレスをかける。ボールを奪えればチャンスになるが、体力も消耗する。連動していきたい。

迎えた11分。ジェフのチャンス。細かいパスワークで翻弄。つかまえきれず、最後は佐藤選手の右足。ネットを揺らされジェフが先制。なんとしても欲しかった先取点だけに、悔やまれる。それでも時間はまだまだある。右サイド薊選手が切り崩しにかかる。吉谷選手もゴール前、飛び込みおもいっきり足を伸ばすもわずかに届かず。エルフェンのチャンスにはスタンドが沸く。ディフェンス陣は失点後、立て直し、連動し守れている。ミスによる我慢の時間はあるも、ここをしのいでいくことで流れを少しずつ引き寄せたい。ゲームは膠着、1点ビハインドで後半へ。

後半開始から鈴木選手をピッチに。残り45分、全開でいってもらいたい。集中はできている、しかしなかなか決定機が生まれず時間がすぎていく。この展開を打開するために中村選手をピッチに。ドリブルでリズムを呼びこんでもらいたい。対するジェフも先制ゴールの佐藤選手に替え小澤選手をピッチに。上背もあるので、ポストプレーやセットプレーに注意したい。両選手がゲームを動かすジョーカーになれるか。少しずつ中盤があいてくるも、体をよせ自由には持たせない。そして78分、エルフェンは最後の交代枠でジャッキー選手をピッチに。来日後初の公式戦、スタンドもどんなプレーをするか期待を込めた拍手が。

早速ボールに絡むジャッキー選手。どこまでチームにフィットし、連動できるか。右サイドでボールを受け、シンプルにはたく。デビュー戦でも落ち着いている。その右サイドを一気にかけあがる薊選手。惜しくも届かずも、エルフェン全体を前に向かせる推進力は健在。しかしゴールを割れない。時間がすぎていく。時計の針は90分に近づく。あといくつのプレーが残されているか。最後まで諦めない。これはチーム全員に浸透している。そして、ついにゲームが動く。相手のクリアがルーズボールになり、拾ったジャッキー選手が右足一閃。懸命に手を伸ばす船田選手も、スピード、コースが上回り見事同点ゴール。一発回答。ジャッキー選手の来日初出場、初ゴール。名刺代わりの一撃でスタンドが一気に盛り上がる。アディショナルタイムも押せ押せの雰囲気に。引き分けでなく勝ちを狙いに行くチームとスタンド。とても良い空間。しかしながら試合終了のホイッスル。勝点1をなんとか積み上げた。勝ちたい一戦であったが、負けなかったのは大きい。そして新戦力の台頭。課題もあるが、収穫もある川越での一戦。

GK.21.浅野／DF.16.布山／DF.3.松岡／DF.2.岸／DF.11.奈良／MF.7.薊／MF.10.高野／MF.9.中野（Cap.）／MF.23.西澤／MF.13.吉谷／FW.15.高橋（彩）
ポジション：GK（ゴールキーパー）、DF（ディフェンダー）、MF（ミッドフィールダー）、FW（フォワード）
※Cap.（ゲームキャプテン）

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