2017なでしこリーグ1部ちふれASエルフェン埼玉試合情報（第3節）

2017プレナスなでしこリーグ1部ちふれASエルフェン埼玉の試合情報をお知らせします。

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2017プレナスなでしこリーグの第3節、アゥエーでノジマステラ神奈川相模原との一戦。ノジマとは、昨シーズン2部で最後の最後まで熾烈な優勝争いをした因縁の相手。リーグでの対戦は2戦2分けの五分の成績。共に昇格を果たし、両チームで1部を面白くしてもらいたい。もちろん、必要なのは勝利のみ。陽ざしが強いなか、1,000人を超えるファン・サポータが詰めかける注目の一戦、キックオフ。

昨シーズンから続く因縁の一戦。エルフェンは3人、ノジマは2人新加入選手がスタメンに名を連ねる。チームにどのような効果をもたらしてくれるか。エルフェンはカップ戦に続き高橋麻美選手がゴールマウスを守る。浅野選手がベンチ外のため、最後の砦として、ケガにも注意したい。新加入選手がいる一方で、エルフェンの鈴木選手はリーグ100試合出場となる記念すべき試合。メモリアルゴールに期待。

この試合、両チームにとってもう一つの敵は暑さ。4月にしては陽ざしが強く、夏日を記録している。まだまだ身体が暑さになれていないことから、熱中症にも注意が必要。走り負けたほうが劣勢になるが、いかにシンプルにボールを運べるか、ボランチの役割も重要となる。序盤から守りに入らず、アグレッシブな展開。薊選手の運動量はこの暑さでも頼もしい限り。中村選手もシュートへの意識が高い。相手ゴールマウスを守るリチャード選手はリーチもあり、反応も良いだけに中途半端な攻撃では崩せない。膠着状態が続く。

得点はないものの、意地と意地のぶつかり合い。1部の舞台でも激しい攻防が繰り広げられる見ごたえのあるゲーム。前半も残り5分に差し掛かったところ、ついにゲームが動く。左サイドでボールを持った松岡選手から中央に長いクロス。そこにあわせたのは鈴木選手。上背わなくてもポジショニングと絶妙なタイミングでヘディングシュート。これはキーパーがなんとか防ぐとこぼれ球は混戦に。クリアをはかるノジマディフェンス陣より一瞬早く反応したのは高橋彩織選手。左足で押し込みエルフェンが先制。前半残り時間が少なくても、得点を取りにいった結果。チームの気持ちがこもった高橋彩織選手のゴールで、リーグ戦3試合とも先制点を挙げることに。いかに失点をせず、そして追加点を奪えるか、後半へ。

後半開始からノジマは交代カードをきる。小林選手を送り出す。この暑さ、ベンチワークも鍵となる総力戦。後半1点ビハインドのノジマは攻撃的に出る。両サイドバックが積極的に攻撃参加。対するエルフェンは4バックの統制がとれている。早い出だしとカバーリングでチャンスを潰していく。57分、ノジマは早くも2枚目の交代枠、和田選手をピッチへ。エルフェンにとっては我慢の時間。69分、試合が動く。キャプテン尾山選手が左サイドでボールを持つと、同じく左に開いた南野選手へ縦パス。そこから中央へあげられたクロスに飛び込んだのは吉見選手。ヘディングシュートが決まり同点。スタンドが一気に沸く。エルフェンはまたしても競り合いで跳ね返せず失点。ゲームは振り出しに。

エルフェンは先制ゴールの高橋彩織選手に替え、吉谷選手を送り込む。この暑さ、この時間帯、ドリブルでどんどん仕掛けてほしい。もちろん両チームとも引き分け狙いはなく、積極的に前に出るが、ディフェンス陣も集中している。勝ち越しゴールが生まれない。時間だけが過ぎていく。85分土居選手をピッチへ。膠着状態だからこそ、おもいきりの良いシュートでゴールをこじ開けてもらいたい。両チームとも交代枠は1つ残っているが、ピッチ上の誰もが最後まで勝利のため走る。そして青空に響き渡る試合終了のホイッスル。1部に舞台を変えてのエルフェンとノジマの一戦は、またしても引き分け。勝点3が取れなかったことは残念であるが、1部復帰後初となる勝点1.ここからより多くの勝点を積み重ねてもらいたい。そして、エルフェンとノジマのゲームは、試合内容も気持ちの面でも、ダービーのような面白さがある。次こそ勝利を。

GK.20.高橋（麻）／DF.3.松岡／DF.2.岸／DF.5.松久保／DF.11.奈良／MF.9.中野（Cap.）／MF.10.高野／MF.7.薊／MF.15.高橋／MF.19.中村／FW.8.鈴木
ポジション：GK（ゴールキーパー）、DF（ディフェンダー）、MF（ミッドフィールダー）、FW（フォワード）
※Cap.（ゲームキャプテン）

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