2017なでしこリーグ1部ちふれASエルフェン埼玉試合情報（第10節）

2017プレナスなでしこリーグ1部ちふれASエルフェン埼玉の試合情報をお知らせします。

スコア／1-2
リーグも2巡目となり、結果が求められる9試合。まずはホームでの第10節、ノジマステラ神奈川相模原との一戦。昨シーズンから引き分け続きの因縁の相手。ここでなんとか、勝利して、浮上のきっかけにしたいところ。リーグも今節が終わると中断にはいることもあり、勝ってカップ戦にうつりたい。左サイドバックに中村選手を抜擢。ポリバレント、能力を発揮できるか。スピードを活かした上下動からのチャンスメイクに期待。キックオフ。

同じ昇格組のノジマはここまで勝点10を積み上げている。昨シーズンの2部では堅守が光ったが、1部でもしっかりとした守備があり、そしてシュート意識が高いアタッカー陣。バランスがとれている。エルフェンも2つの大敗があるため失点が多いが、得点も奪えていないのが現状。カウンターサッカー、スピードを活かした攻撃は相手に脅威を与えるが、最後の決定力が低い。決めきるところで決めることができていないのが今の順位を表している。それでも、エルフェンのアタッカー陣も自信をもってプレーすることが必要。ワントップの鈴木選手も積極的にシュートをはなつ。ピッチ狭しとボールがよく動く展開。

迎えた33分。待望のゴールが生まれる。セットプレー、松岡選手から中央へ送られると相手ディフェンダーが競りながら跳ね返すも、反応した薊選手が頭でつなぎ最後は高橋彩織選手の右足。エルフェンが先制！欲しかったゴール、実に380分ぶりとなるエルフェンの得点。ホームに詰めかけたサポーターも盛り上がる。前回の対戦も高橋彩織選手のゴールで先制しているだけに、次の1点が重要。前半の残り10分あまり。両チームともゴールを目指すも得点は奪えない。エルフェンもサイドバックが攻撃参加、ノジマは中盤の田中選手を中心に襲い掛かる。得点シーンを除けば一進一退の攻防。試合はそのまま前半終了。

久しぶりにリードして迎える後半。追いつかれるのでなく突き放すこと。次の1点が重要。リードを守り切るのではなく、攻撃的に。ゲームの熱気だけでなく気温も上昇、夏日を記録していることもあり、ベンチワークが鍵となる。後半から飛ばしてくるのはノジマ。ミシェル選手が果敢にゴールに迫る。ラインも高く保ち、チーム全体で点を取りに来ている。対するエルフェンも集中して危険な芽を摘んでいく。押し込まれる時間が多くなっても、最後のゴールを割らせないよう体を張る。65分、先に動いたのはエルフェン。

この試合サイドバック起用の中村選手に替え布山選手を。続けざまに先制ゴールの高橋彩織選手に替え西山選手をピッチに。ポジションは違えど、二人とも攻撃のオプションになる。しかし2分後ゲームが動く。左サイドでしかけるミシェル選手。ボールを中央へ送ると走りこんだのは南野選手。右足であわせノジマに同点に追いつかれる。前回と同じような時間帯に追いつかれ嫌なムードが漂う。

リスタート後も勢いにのるノジマが攻め込む。74分、コーナーキックを与えてしまうとキッカーは田中選手。正確なボールが入ると石田選手がヘディングシュート。高さに屈するもこれはクロスバーへ。こぼれ球をクリアしたいところであったが、反応したのは南野選手。ゴールに押し込まれ逆転を許す。ボールウォッチャーになったわけではないが、こぼれ球の反応、球際、ポジショニング、悔やまれる失点。

まだ時間はある。ノジマは次々とフレッシュな選手を入れてくる。エルフェンも最後の交代カードで杉原選手を投入。なんとか同点に追いつきたい。この試合の持つ意味は誰もが分かっている。絶対に負けてはいけない一戦。1点ビハインドでも気持ちは切れない。エルフェンは最後までノジマゴールを目指す。引き分け続きの因縁の対決、エルフェンが粘り追いつくしかない。最後まで走り続けるが、無情にも試合終了のホイッスル。逆転負け。失点後に立て直せない場面が多い。高さ対策も含め、これらの課題をどう克服するか。リーグは中断、修正を。

GK.20.高橋（麻）／DF.3.松岡／DF.5.松久保／DF.11.奈良／DF.19.中村／MF.9.中野（Cap.）／MF.10.高野／MF.7.薊／MF.15.高橋（彩）／MF.13.吉谷／FW.8.鈴木
ポジション：GK（ゴールキーパー）、DF（ディフェンダー）、MF（ミッドフィールダー）、FW（フォワード）
※Cap.（ゲームキャプテン）

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