慈眼寺阿弥陀如来像

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更新日:2011年3月1日

入間川1丁目にある慈眼寺(じげんじ)は曹洞宗の寺院です。同寺の創建は、江戸後期にまとめられた『新編武蔵風土記稿(しんぺんむさしふどきこう)』によると、正長8年(1428)に草庵が結ばれたのがはじまりで、慶安2年(1649)に幕府から10石の朱印地(しゅいんち)を賜ったとき、朱印状には「阿弥陀領」と記載されていたとあります。
市指定文化財になっている慈眼寺の阿弥陀如来像(あみだにょらいぞう)は、像高73センチメートルの一木(いちぼく)造りで、安阿弥(あんあみ)の作と伝えられています。慈眼寺の本尊は木造の聖観世音菩薩坐像(しょうかんぜおんぼさつ)ですが、この阿弥陀如来像の方はかつてこの地にあった阿弥陀堂の本尊といわれています。
均整のとれた姿で豊かな顔立ちのこの仏像は、両手と両足の先端を欠きましたが、近年になり修復されました。素地に(うるし)で麻布を張り、さらにその上に漆を塗って仕上げる技法で造られています。
制作年代は鎌倉時代と推察され、市内最古の仏像です。

  • 狭山市指定文化財〔有形文化財・彫刻〕
  • 指定日:昭和51年(1976)4月1日

場所



所在地
狭山市入間川1丁目9番37号
慈眼寺

関連項目

社寺

このページに関するお問い合わせは
生涯学習部 社会教育課

狭山市入間川1丁目23番5号

電話:04-2946-8594

FAX:04-2954-8671

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