御正体

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更新日:2011年3月1日

左から奉納者銘が神田市右衛門、吉田太郎左衛門、神田半十郎、神田図書助、斎藤二郎兵衛寄進也。

柏原白鬚神社は旧柏原村の総鎮守で、祭神は猿田彦命(さるたひこのみこと)です。同社の創建は古記録を喪失しているため不明ですが、中世までさかのぼることは確実です。それは同社所蔵の5面の御正体からもいえます。
御正体とは円鏡に仏像などを鋳出したもので、懸仏(かけぼとけ)とも呼ばれています。これらは天正18年(1590)12月銘のもの2面、同19年4月銘と9月銘のもの各1面、慶長16年(1611)2月銘のもの1面で、いずれも地元の鋳物師(いもじ)神田氏の手により作られており、そこに刻まれた銘文と大きさを掲げると次のようになります。

  奉納者 規格 銘文
(1) 大日本国武州高麗郡柏原村住
施主 神田市右衛門
直径30センチメートル 于時(ときに)天正十八年庚寅十二月廿一日 大工(だいこう)神田宮内
(2) 大日本国武州高麗郡柏原之村住
吉田太郎左衛門
直径29センチメートル 于時天正十八年庚寅十二月吉日 大工神田宮内
(3) 奉納武州高麗郡柏原村之住
神田半十郎
直径20センチメートル 于時天正十九年辛卯四月吉日 施主敬白
(4) 武州高麗郡柏原
施主 神田図書助(ずしょすけ)
直径31センチメートル 天正十九年辛卯九月吉日 同大九
(5) 奉納武州高麗郡柏原之村
斎藤二郎兵衛寄進也
直径23センチメートル 慶長十六年辛亥二月十五日 敬白

これらの尊像はいずれも十一面観世音菩薩(じゅういちめんかんぜおんぼさつ)坐像(ざぞう)で、胸前で合掌する姿に作られています。十一面観世音菩薩は、10ないし11の尊顔と阿弥陀如来(あみだにょらい)化仏(けぶつ)を頭上に戴く仏ですが、(2)と(4)は細かな部分まできちんと作られており、技術の優秀さをうかがい知ることができます。

  • 狭山市指定文化財〔有形文化財・工芸品〕
  • 指定日:昭和61年(1986)11月1日

場所

所在地
狭山市柏原1153番地
柏原白鬚神社

関連項目

境内社

このページに関するお問い合わせは
生涯学習部 社会教育課

狭山市入間川1丁目23番5号

電話:04-2946-8594

FAX:04-2954-8671

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