上広瀬の広瀬神社にある神輿は、元治元年(1864)に上広瀬村名主の清水寛右衛門が奉納したもので、作者は当地の大工の横田長太夫です。
この神輿は宝形造りで全体が黒漆で塗られ、四方の鳥居や内部は朱塗りとなっており、壁面の一部は浮き彫りの彫刻で金箔が施されています。下框(部屋の入口などにわたす横木)の四隅には金銅板の透かし彫り金具が取り付けられ、中央には三ツ巴紋を打ち出した丸い金具がついています。屋根の頂には毛彫りの金銅板が張られ、その上に鳳凰が飾られています。
豪華絢爛ななかにも格調のあるこの神輿は、下框の長さが縦横いずれも122センチメートル、鳳凰までの高さは228センチメートルという大きさです。
- 狭山市指定文化財〔有形文化財・工芸品〕
- 指定日:昭和61年(1986)11月1日
場所
所在地
狭山市広瀬2丁目23番1号
広瀬神社
関連項目
社寺
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