白鬚神社韋駄天の額

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更新日:2011年3月1日

柏原白鬚神社は旧柏原村の総鎮守で、祭神は猿田彦命(さるたひこのみこと)です。その創建は中世までさかのぼりますが、それは同社にある5面の御正体(みしょうたい)からわかります。
韋駄天(いだてん)とは寺院の護法神として(まつ)られるもので、魔王が仏舎利(ぶっしゃり)を奪って逃げた際にこれを追いかけて取り返したところから、足の速い人の例えによく用いられています。
この額は幅179センチメートル、左右の高さ113センチメートル、中央の高さ131センチメートルという大きなもので、宝棒を振り上げて魔王を捕まえた瞬間が描かれています。製作年代は不明ですが、書印に「竹翁(ちくおう)」とあるところから、作者は江戸時代初期の御絵所(おえしょ)絵師であった勝田竹翁で、寛永から元禄年間(1624~1704)にかけて製作されたものと考えられています。
額の裏面には「明和三(1766)丙戌六月十五日納之者也」とありますが、これはその銘文からみて同社に奉納された時期といえます。

  • 狭山市指定文化財〔有形文化財・絵画〕
  • 指定日:昭和50年(1975)3月1日

場所



所在地
狭山市柏原1153番地
柏原白鬚神社

関連項目

社寺

このページに関するお問い合わせは
生涯学習部 社会教育課

狭山市入間川1丁目23番5号

電話:04-2946-8594

FAX:04-2954-8671

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