広瀬囃子は、江戸末期の万延から文久年間(1860~64)のころ、笛の村木佐平、天狐の飯島喜十郎を中心に生まれたそうです。
神田古囃子を受け継ぐこの囃子は県内では珍しく、川越藩主のもとで催された上覧囃子の際、山車に乗っての神業にお褒めの言葉をいただいたことは、今なお広瀬の人々の語り草として伝えられています。その証拠に、当時こんな俗謡が流行しました。
「佐平吹く笛いつになりゃ止まる
笛のメドコのふさぐとき
笛の佐平にゃ鶯さえも
唄を忘れて聞きほれる
寂洩る夜に聞こゆる笛は
広瀬ななこの機どころ」
このお囃子は例年、広瀬神社の元旦祭、春季大祭、秋季大祭、禅龍寺の節分会、広瀬浅間神社の火まつり等に奉納されています。
- 狭山市指定文化財〔無形民俗文化財〕
- 指定日:昭和52年(1977)9月1日
場所
伝承地
狭山市広瀬2丁目23番1号
広瀬神社
関連項目
社寺
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電話:04-2946-8594
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