繋いでいく心を大切に
今年、最も感動的なシーンを上げるとすれば、オリンピック陸上男子400メートルリレーの決勝です。
日本代表の4選手は他国の選手に比べ、肉体的に恵まれているとは言えず、また、100メートル9秒台の記録を持つ選手がいない中での銀メダル獲得。それを可能にしたのは世界を驚かせた高度なバトンパスにあると言われています。肉体的なハンデは、知恵と工夫と努力によって克服できることを証明してみせた37秒6の激走。練習を積み重ねた自分と仲間への絆は、どのチームよりも強かったに違いありません。この快挙は、まさに「日本人の、仲間を信じて繋いでいく心」が結実したものだと思います。
バトンを渡された世代が、その時代を知恵と工夫と努力で走りぬき、次の世代を信じてまたバトンを渡していく。干支も申から酉へとバトンパスとなります。来年も狭山市が羽ばたけるように頑張ります。
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