狭山市長 小谷野 剛
明けましておめでとうございます。市民の皆様には、昨年はコロナの影響によって大変な一年をお過ごしになったかと思います。そしてまずは、この感染症と最前線で戦っていただきました医療関係者の皆様方、この日常生活を止めないよう活躍されているエッセンシャルワーカーの皆様方に感謝を申し上げたいと思います。
さて、昨年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症との戦いの日々でした。3月には小中学校の一斉休校が発表され、4月には緊急事態宣言が出されるなど、日本全体が大きな不安に包まれていきました。その中で5月の特別定額給付金では、本市の職員は「地域を守りたい」、「市民の皆さんに給付金を一日でも早く届けたい」と心を一つにし、近隣市に比べれば約1か月程度早い給付を行い、市民の皆様からは多くのお礼の手紙やSNS上でこの大変な時によくやってくれたというメッセージをいただきました。このことは、市職員の士気を高めるうえで大きなエネルギーとなりました。市民の皆様には本当に感謝しております。
また、コロナ禍で非常に厳しい状況ではありましたが、うれしい話題もありました。一つは狭山市にゆかりのあるちふれASエルフェン埼玉のプロリーグ参入が決まりました。チーム一丸となって大きな飛躍を遂げてくれると信じています。また、ホンダ硬式野球部が都市対抗野球大会において狭山市代表として戦い、11年ぶり3度目の日本一となりました。すべてが劇的でドラマチックな試合でありました。多くの市民の皆様にとって、明るく勇気の出る話題であったのではないかと思っています。本当にいいことも大変なこともいろいろなことが起きた一年でした。
そして、迎えた令和3年、本年は新型コロナウイルス感染症への対応が、市民の皆様の健康を守るためにも最優先となります。まず、ひとりでも多くの方に安全にワクチンを接種していただくことが大きな事業の一つです。すでに準備を始めており、2月は医療従事者、3月、4月は高齢者への優先接種が始まる予定です。全市民の皆様にワクチンを接種するのはおそらく1年がかりになってしまうと思いますが、全力で取り組んでまいります。
また、コロナ禍においては、社会も大きく変わっていかざるを得ないと思います。ICT技術などを活用し、人との接触を減らしながら今までよりも便利に、スムーズに、生産性も上げ、働き方も変えていかなければいけません。市の役割も今までよりももっとスマートで、市民の皆様にとっての利便性が上がるような業務ができる組織を目指し取り組んでいきたいと思います。一例をあげると2月から市税等の支払いもスマートフォンでできるようになります。子どもたち向けには1月下旬には小学生、2月下旬には中学生に一人1台パソコンを配置し学校における教育環境を整備してまいります。
この他にも、本年は、河川敷中央公園「入間川にこにこテラス」に民間飲食施設(スターバックスコーヒー)と大型遊具施設が3月中にオープンし、夏にはオリンピックが開催されます。7月6日には聖火リレー、その後の本大会では狭山市でゴルフ競技が開催されます。
今年も年初から大変あわただしく、あっという間に過ぎていくと思います。狭山市が今よりもっと豊かに便利に、そして安心して暮らせるまちとなるよう、大汗をかいて頑張ってまいります。
結びに、皆様のご健勝とご多幸を祈念申し上げまして、新年の挨拶とさせていただきます。
このページに関するお問い合わせは
企画財政部 広報課
狭山市入間川1丁目23番5号
電話:04-2935-3765
FAX:04-2954-6262
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