2021年12月号

笑顔が踊る商店街
　先月、勤労感謝の日に約10か月遅れで今年の成人式を開催しました。そして感染状況が落ち着き師走を迎えた今、今年ほど勤労と市民の皆さんのご協力をありがたいと感じる一年はなかったと思います。振り返れば、高齢者の皆さんは戦争の惨禍(さんか)を乗り越え、その後の経済発展と復興を担ってくれました。一方、新成人たちはわずか人生20年の間に千年に一度の大震災と、百年に一度のパンデミックを経験。だからこそ、これからを担う世代はどんな困難をも乗り越え、社会を前向きで素晴らしいものに変えてくれるはずです。
　本市では長年、人口減少・人口流出が大きな課題でした。しかし昨年9月からは転出よりも転入が多い、社会増が14か月続いています。これは過去30年間には成し得なかったことです。また、新たな企業の立地、そして河川敷や智光山公園には幅広い世代が集い、楽しめる施設を新たに造ることもできました。
　先人たちの思いを大切にしながら、次世代のためにも元気な狭山市をつくる！来年もしっかりと汗をかき、努力を積み重ねていきます。一年間、ありがとうございました。