「論語と算盤」を開いて想う
埼玉県の偉人「渋沢栄一」のドラマが始まりました。江戸から明治へと価値観が大きく変化する時代。自分の信念と行動によって志を遂げ、「日本の資本主義の父」として果たした業績は今もなお、色あせることなく輝いています。
同様に、名著「論語と算盤」も今、改めて脚光を浴びています。私も十年ほど前に購入したのですが、一度読んだきりでした。論語で説かれている道徳と算盤で計られる経済のバランスをいかにとるか、この問いかけは発行から百年という時を経ても、私たちの心に響きます。
また、この本の発行から数年後に、スペイン風邪が世界中で猛威を振るいました。おそらく、私たちが直面しているコロナ禍以上に社会に動揺を与えたはずです。今年初めに発出された緊急事態宣言も予定どおりであれば、この広報さやまがお手元に届く頃には解除されていると思います。
引き続き、警戒を緩めることなく感染対策を行うと同時に、アフターコロナに備えた準備も必要です。願わくは、県内に残る渋沢の足跡を訪ねてみたいと思いますが、しばらくはステイホームで「論語と算盤」をじっくりと読むこととします。
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