すべての受験生にエールを
間もなく高校受験が本格的に始まります。受験生だと思われる学生たちが、図書館や市民交流センター、電車内などで真剣に参考書と向き合う姿を見かけることが増えました。この世代は中学校に入学後、新型コロナウイルス感染症による一斉休校や、その後も緊急事態宣言など、数々の制約の中で学校生活を送ってきました。そんな彼らですから、コロナ禍に自分と向き合い、たくましく成長しているはずです。すべての受験生が志望校に合格することを祈っています。
私が受験科目の中で得意だったのは、数学の証明問題でした。図形の角度や線の長さなどから、設問にある課題を証明するものです。当時、隣の席の同級生は苦手だったようで、休み時間の度に何度も「教えて」と頼まれました。頼まれると嫌とは言えない性分ですので、丁寧に教えると良いことがありました。一つは、教えられるよりも教えた方が設問をより理解でき、応用することができたこと。二つ目は、バレンタインデーにチョコレートをもらったことです。もちろん「義理チョコだからね」と言われましたが、今では良い思い出です。
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