2019年11月号

日本中に勇気を与えた桜の戦士
　記録的な大雨をもたらした台風19号では、狭山市にも大雨特別警報が発表され、一部地域に避難指示を発令しました。幸いにも人的被害はありませんでしたが、自然災害の恐ろしさを改めて痛感しました。被災された地域の皆様には、心からお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い復旧を願うばかりです。
　さて、先月は天皇陛下の即位礼正殿の儀が行われました。儀式が始まるまさにその時、朝から続いた雨が止み、日差しとともに虹が現れたようです。この幻想的な光景を後世の人々は神話の中の話だと言うかもしれません。しかし、令和という新時代への願いが天気まで変えたと私は感じています。
　一方、ラグビーワールドカップでは、日本代表が強豪国を次々と撃破し、季節はずれの「桜」が満開となりました。この大会で各国の代表選手が私たちに示したものは目標に対する自己犠牲やチームへの貢献、リーダーシップ、そして他者への敬意など数え上げればきりがありません。特に、桜のジャージに袖を通した勇者達の歩みは新時代への大きなヒントを与えてくれているようです。